生活習慣病〜前立腺がんの原因と予防、症状

前立腺がんは、60歳代以上の男性に多いのですが、まれに40歳代の人でも発症することがあります。欧米では、前立腺がんは男性のがん死亡率の約20%ですが、日本では約3.5%の頻度です。しかし、食生活の欧米化高齢化社会に伴い、増加傾向にあります。また、加齢と共に頻度は増加しますので、高齢者のがんといえます。

前立腺とは男性の精液の一部である前立腺液を分泌する臓器で、前立腺がんは加齢により前立腺機能が低下し、前立腺細胞が正常な細胞増殖機能を失い、 無秩序に自己増殖を繰り返す事により発生します。正常な細胞がなぜがん化するのか、未だ十分な解明はされていません。

男性ホルモンによって前立腺は発育し機能しています。前立腺がんの約90%は男性ホルモンにより増殖します。がんの増殖を止め、一部のがん細胞を死滅させるには、男性ホルモンの作用を抑えることです。前立腺がんも他のがんと同様に、早期発見が治癒につながるのです。

前立腺がんの原因と予防

前立腺がんの原因は、未だ解明されていませんが、脂肪分の多い食事を採ることで前立腺がんが早く、多く発生したという報告があります。また、遺伝的要因もあると考えられています。

冒頭で前立腺がんは高齢者に多いがんだと述べましたが、平均寿命が高くなって高齢者がふえた事も原因の一つです。

前立腺がんの症状

前立腺がんは、初期は無症状のことが多いです。これは前立腺の外側の外線からがんが発生するためです。進行にしたがって前立腺が尿道を圧迫し、下記の排尿障害があらわれます。

  • 排尿困難
  • 残尿感、頻尿、血尿
  • 痛み
  • 下腹部の不快感

さらに、骨の転移による症状として

  • 疼痛
  • 骨の痛み、骨折

などがあります。骨に転移しやすい部位は骨盤骨と腰椎、胸椎骨で、転移が広範囲になると、骨髄から血液をつくることが出来ずに貧血、さらに進行して消化管出血が起こります。

また神経の圧迫によるマヒや痺れ、リンパ節転移による腫脹や疼痛、膀胱に転移すると肉眼的血尿や尿失禁状態になります。