生活習慣病〜心筋梗塞の原因と予防、症状

心筋梗塞は、冠動脈が完全につまって、血液の流れが途絶え、心筋に血液を送ることができなくなる状態です。心筋梗塞が起こると冠動脈のつまった部分から先の部分の心筋は動かなくなります。冠動脈の入り口付近がつまってしまった場合には、心筋の収縮力が無くなって心臓から血液を送れなくなるため、命に関わる重大な疾患です。

心筋梗塞の原因と予防、症状〜冠動脈図解

心筋梗塞の原因と予防

心筋梗塞狭心症と同様、大きな原因は冠動脈の動脈硬化です。狭心症は心筋梗塞の前段階でもあります。

肥満・メタボリックシンドローム糖尿病高脂血症高血圧・高血圧症の人は食生活の改善に努めましょう。
喫煙も冠動脈硬化の危険因子です。喫煙者は吸わない人の3倍も心筋梗塞になるという統計が出ています。狭心症の悪化や心筋梗塞の再発を誘発します。禁煙しましょう。
飲酒は日本酒1合程度のアルコールなら問題はありませんが、飲みすぎると中性脂肪を増加させ、肥満、高血圧の原因となります。

心筋梗塞を予防する食生活

  • 動物性脂肪を減らし、植物性脂肪や不飽和脂肪酸を多く含む魚を食べる
  • 塩分を控えめにする。1日7〜8グラムが適量
  • コレステロールの多い鶏卵、乳製品、内臓や中性脂肪を増加させる炭水化物、スナック菓子などを採り過ぎない

コレステロールの摂取〜心筋梗塞の原因と予防、症状

適度な運動は血液の循環を良くして、肥満予防、善玉コレステロールを増加させます。人によっては心機能や不整脈の有無により、運動が制限される場合があります。医師に相談して、無理せず、自分に合った運動量を守りましょう。

また、働きすぎやストレス心筋梗塞の原因になりますので、過労に注意し、上手にストレスを解消し、規則正しい生活をおくるよう心がけましょう。

心筋梗塞の症状

突発的に激しい胸痛が起こります。背中や腹部、左肩、左腕に痛みを感じる場合もあります。持続時間は10分数時間に及びます。また、ショック症状が起こり、顔面が蒼白になり、冷や汗、嘔吐などが起きる場合もあります。

心筋梗塞は以下のような緊急を要する危険な合併症を生じます。

  • 不整脈…発症後2〜3日以内の90%以上に起こります。心室頻拍、心室細動を起こし、心停止になります。
  • 心不全…心臓の機能低下により、肺や他の器官にうっ血を起こします。うっ血とは血液が滞ることです。
  • 心原性ショック…死亡率が高くなり、急性期死亡の主な原因となっています。心臓機能の維持が不可能になり、血圧の著しい低下、ショック状態になります。
  • 心臓破裂…梗塞によって壊死に陥った心筋部位や壊死心筋周辺が破裂することがあります。大きな破裂の場合には数秒以内に心停止となることもあり救命は非常に困難です。