生活習慣病の予防と生活〜ストレス
ストレッサーという外部からの刺激を受けて、生体に起こる反応を「ストレス」といいます。人によって日々の生活リズムは異なり、ストレスに対する反応も受け方も違ってきますが、不規則な生活、過剰労働、無理をすると、疲労がたまりストレスを蓄積させてしまいます。
その結果、ストレスによってうつ病や神経症などの精神・神経の異常、自律神経失調症、不眠、不整脈、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、高血圧、動脈硬化、月経異常、などを引き起こしてしまいます。また、免疫力も低下するので、がんの発生にも影響を与えます。
ストレスチェック
アメリカのホームズ博士によるストレス度の評価です。日本人とアメリカ人では生活習慣などが異なるので、そのままあてはまらないかもしれません。この評価から、1年間のストレス度の合計が300以上では80%、300〜150の割合で心筋梗塞、うつ病を発症するとしています。
| できごと | ストレス度 | できごと | ストレス度 |
| 配偶者の死 | 100 | 夫婦喧嘩 | 35 |
| 離婚 | 73 | 多額の借金 | 31 |
| 配偶者との離婚 | 65 | 職場での責任の変化 | 29 |
| 拘禁 | 63 | 子供の独立 | 29 |
| 近親者の死 | 63 | 親族間のトラブル | 29 |
| 怪我、病気 | 53 | 配偶者の退職 | 26 |
| 結婚 | 50 | 入学・卒業 | 26 |
| 失業 | 47 | 生活の変化 | 25 |
| 離婚調停 | 45 | 環境の変化 | 24 |
| 退職 | 45 | 上司とのトラブル | 23 |
| 親近者の病気 | 44 | 労働条件の変化 | 20 |
| 妊娠 | 40 | 引越し・転校 | 20 |
| 性的な障害 | 39 | 小額の借金 | 17 |
| 家族数の増加 | 39 | 睡眠の変化 | 16 |
| 仕事の変化 | 39 | 食生活の変化 | 15 |
| 経済状態の変化 | 38 | 休暇 | 13 |
| 親しい友人の死 | 37 | クリスマス | 12 |
| 転職・配置転換 | 36 | 軽い法律違反 | 11 |
ストレスをためないように心がけること
時にストレスは突然死の原因にもなります。突然死の原因となるのは急性心不全、虚血性疾患、クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞などです。このような疾患を起こす人は高血圧症、動脈硬化、糖尿病、高脂血症、痛風、肥満、などを持っていることが多く、生活習慣として喫煙、過度の飲酒、塩分の採りすぎ、過食、運動不足、不規則な生活などが挙げられます。

軽いストレスの場合は、入浴や運動、趣味など自分の好きなことで解消するように心がけましょう。また、仕事や生活においては、あまり熱中しすぎない、こだわり過ぎず、時には不満も口にして、疲労を感じたら十分に休養・睡眠をとりましょう。
また、飲酒や食事もストレス解消の方法ですが、飲みすぎや食べすぎはアルコール性障害や肥満の原因にもなりますので、注意が必要です。早寝早起きして規則正しい生活をし、できるだけ毎日同じ時間に3食きちんと食事をするようにしましょう。
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